[ facebook ] や [ ブログ ] 等SNSでの日常的な情報発信には馴染まない、もちろん笑いの要素も殆ど無いが、でも書きたいねんっ!と強く思ったことがあれば、ここに記します。
うーん・・・すごくつまらなさそうやなww
2015.2.1
2月末で創業3周年を迎えます。
介護保険外サービスを身近に感じて頂くべく、「つらい、しんどいを少しでも楽しいに!」を合い言葉に走って参りました。
1月末でご契約者数は261名、ご利用者数は221名。ほんまにありがたいことです。
なにより、たくさんのすばらしい人生の大先輩方と、本当に楽しい時間をご一緒できたことはかけがえのない経験です。
天草への旅行のお供では奇跡を目の当たりにしました。 http://goo.gl/WmcfHK 夜はもちろんお酒ご一緒させて頂きましたが疲れて先寝てしまいました、申し訳ありませんっ!病院の待ち時間に爆笑して周りから浮き上がったり、吉野家に通い詰めて「いつものですね」と言われるようになってしまったり(笑)、想い出の場所で桜を見て頂いたり。
この仕事を始めて良かったな、て心から思います。
でも、もちろん、正直それだけじゃないよなというのも率直な感想。
数々の衝撃的な事案とも向き合って参りましたよ。
認知症の進行で抗ガン剤の服用が休止になったと思い込み、誰にも気づかれず死の危険にさらされていた方。
交通事故で両足を複雑骨折し手術ができぬまま退院、住まいの出口に段差があって外に出られないでいた方。
激しい衰弱で体重が12kg落ちたにもかかわらず医師の前で元気を装い、医師も気づかないでいたケース。
足が全く動かなくなったものの疾病が特定できず、出前の皿と使用済みのオムツに埋もれて倒れていた方。
ガンと診断されたにもかかわらず入院を頑なに拒否され、ゴミ屋敷化した自宅で暮らしていた方。
他にも、認知症による過食や徘徊あるいは認知症の親御さんと遠く離れて暮らすご家族の悲痛な思い、スタッフがセクハラや暴力をふるわれたり、ご夫婦間のDV、障がいを持つ子供を抱える高齢の親御さん等々例を挙げれば枚挙にいとまがありません。絶対内緒ですが、「つらい、しんどいを少しでも楽しいに!」が完全にどっか行っちまったことも多々有り・・・
集計してみたら、僕らは直近1年間で延べ1,800回、時間にして3,600時間を超えるサポートを務めています。そりゃいろいろありますよね。
でも、だからこそ、2025年に向けた制度改革がいかに実施されようとも、ただ命を繋ぐだけではなく日常生活の彩りや精神の豊かさも担保できる、そんな社会の実現に寄与したいと。「つらい、しんどいを少しでも楽しいに!」なのです。
僕も会も、もっともっと成長せな。
身長ももう少し伸びな。
それは無理。
2015.1.1 新年のご挨拶(支部長・スタッフのみなさんへ)
野崎です、新年おめでとうございます。
旧年中は当会活動にご尽力を賜りまして、誠にありがとうございました。
本年は、4月に介護保険法改正を控えています。
また、要支援者への介護予防事業が市町村事業へと移行していく初年度でもあります。
(2017.4までに必ず開始と期限が切られています)
いずれも介護保険の財源を守るための変革です。
制度によるサービスが縮小すれば、自ずと給付も縮小するわけですから、多くの事業者が苦戦を強いられることでしょう。
しかし、制度に縛られることのない我々には、追い風として捉えることができる願ってもいない大きなチャンスです。
12月にはベイン&カンパニー社のフラボノによるコンサルをご提供頂けることが決まり、先日ご担当して下さる方と初めてお会いして、以下三点に関して協力をあおぐことについてコンセンサスを得ました。
・ 75歳以上のアクティブシニアのニーズ調査実施
・ 地域包括支援センターをはじめケアマネジャーに対する新たなプロモーション手法開発
・ 2017.4に向けて、配食に頼らざるを得ない高齢者の方への食に関する支援を目的としたファンド設立準備
今はありがたいことにプロボノによる無償コンサルですが、三カ年事業計画をトレースすると共に、しっかりと上記三点を実現することで、最終的には充分なコンサルフィーを捻出できる体力をつけることができると考えています。
また、1月早々には
・合鍵管理 ・金銭管理 ・施設入居保証 ・両親と離れて暮らしている家族向けサービス
等の新サービスをいっきに市場に投入する予定です。各々しっかりプレスリリースも出しますので、会の認知度向上はもちろん、ビジネスチャンスも大きく拡がるはずです。(当面は大阪府下で試行)
僕の理事長としての役割は、社会的意義が担保され自立し永続する組織や仕組みの構築です。
もちろん、そのためには市場に認められる経済的なバックグラウンドも絶対不可欠です。
現サポートは、当会のコアコンピタンス、つまり競合他社に真似できない核となる能力になり得ると思いますが、それだけでは不十分です。何十兆円、何百兆円もの莫大なタンス預金のごく一部でも再度環流させ得る力を持ったサービスや、世の中の善意を資金として集め得る仕掛け、こんなものを創り上げていかねばなりません。
支部長のみなさんには、現場で活躍頂く以外にも様々なマネジメントに従事頂く選択肢もご用意できるよう鋭意努めて参りますので、引き続きご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。
新しい一年が、みなさんにとって最良の一年となりますことを心より祈念しております。
カタいなっ( ・∀・)
2013.4.26 ジレンマ
我々が提供しているサポートのオペレーションは、率直に申し上げてそない難しいものではありません。決していちびっているわけではなく(調子に乗っているわけではなく)、そもそも誰もが参加できるというのが基本コンセプトですから。
車椅子介助以外の身体介助は、ケアマネジャーからの依頼があった場合のみお請けしていますが、経験豊富なスタッフが担当致しますし、件数もさほど多いわけではありません。
基本的に、家事ができて車が運転できれば、殆どのオペレーションに対応できるはずです。
しかし、この1年間、怪我が完治した、要介護認定が下りて介護給付でまかなえるようになった、施設に入られて施設のサポートが受けられるようになった、リハビリの成果が出て当会のサポートが必要無くなった等の理由以外で、残念ながらご依頼を頂けなくなってしまった利用者の方がわずかながらおられます。
先日も、精神疾患をお持ちの方のご家族から、話し相手を目的にした生活サポートのご依頼を頂いたのですが、優秀なスタッフが担当したにもかかわらず2回うかがっただけでご依頼は終わってしまいました。
また、一方で、おそらく、仕事があわないと感じられて退会されたスタッフも数人おられます。(おそらくと書いたのは、連絡がつかなくなってしまったり、ご本人から明確な説明を頂けなかったりしたからです)
つまり、当会のサポートは、殆どのケースで利用者の方と長時間にわたって1対1で接することになるので、スタッフの広義での(医療・福祉から接客業に至る全域での)ホスピタリティ・マインド無しには成立しませんし、逆にオペレーションをこなすことだけを考えているスタッフには相当キツい仕事になってしまうのでしょう。
現実は、誰もが参加できるというコンセプトから大きく乖離してるよな・・・いっそのこと、誰もが参加できるという看板を下ろしてしまおうか、いやいやいや、それでは市民活動の担い手まで含めた公益性が損なわれてまう・・・と、実はこの半年間、ずっとそんなジレンマを抱えつつやって参りました。
抱えるのは借金だけにしたいもんですね。
なわけねー
2013.1.14 2012年総括と2013年指針(スタッフのみなさんへ)
日頃、当会活動へのご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
早速ですが、当会活動における2012年の成果を総括しました。
・福祉資源のひとつの選択肢として、大阪市、松原市、堺市、羽曳野市、吹田市で当会活動の認知が進みました。
・柱となる4つのサポートメニューを確立することができました。
・みなさんが大きな病気や怪我も無く、試行錯誤の果てにノウハウを積み上げ、しっかりと責任を果たして下さいました。
スタッフのみなさん、ひとりひとりが日常的に成果を積み上げて下さったことで、会全体としての成果を当該三点に集約できたことは、とても喜ばしく誇りに思います。重ねて感謝申し上げます。
一方、大きな課題もあります。
・細かな数値目標はさておき、スタッフのみなさんが一丸となって取り組める明確な目標を提示できていません。
・財務基盤が極めて脆弱です。
・PR活動が圧倒的に不足しています。
これは僕自身の力不足です。課題解決に向けて全力で臨みます。
また、これらを踏まえて、今年一年間になすべきことは以下の三点と考えています。
・会の成長に関わる具体的な目標を策定し、コンセンサスを得ること
・サポート提供地域の拡大および新しいサポートメニューの確立
・積極的なPR活動によるスタッフおよび支援者の大幅な拡充
以上、極めて簡単ですが共有します。
細かい話はまた飲みながら。
飲みながらできるかっw
2013.1.3 「見守り」について思うこと-活動開始から1年経って
新年おめでとうございます。
具体的な活動を開始して1年が経ちました。どんな仕事も同じやと思いますが、やはり在宅介護の現場も、実際に携わらなければ見えないこと、わからないことばかりやったな、というのが率直な感想です。
立ち上げ当初、「見守り」には一定のニーズがあると確信していましたが、実際には、生存確認の見守りは福祉委員等地域住民の方のボランティアに支えられていることが良くわかりました。
もちろん人手が足りず、みなさんが大変な思いをされながら、それでも尊い志や責任感で「見守り」を続けている様子を拝見すると、商業ベースによる何かのサービスが、マスに向けた広告だけで高齢者に受け入れられるとはとても思えなくなりました。「見守り」にかかわるサービスについては、地域での活動をサポートする補完的な役割を担えるのか否かという視点がなにより大事なのではないでしょうか。
一方、ボランティアだけではまかないきれない「見守り」があることもわかりました。家族の留守時等における認知症の方の見守りや、入院中に夜間のナースコールで対応が遅れた際の転倒防止を目的にした見守りです。
いずれも、ご家族の方だけでは身体的、精神的な疲弊は避けられませんし、外部のサービスを利用するとなると金銭的に大きな負担が掛かります。(仮に、夜間10時間の見守りを1ヶ月頼むと、1時間3,000円だと90万円、2,000円でも60万円かかりますよね!)当会では、スタッフの心意気に支えられ、1時間1,000円や1,200円といった価格でお請けしているのですが、今後新しいスタッフが増えることを考えると、一体いくらでお請けするのが適正なのか全くわかりません(笑)
いずれにせよ、活動を開始してはじめてわかったことがたくさんあったわけですが、特に強く感じたことは、在宅介護は、最前線のケアマネジャーさんやヘルパーさんといった方達はもちろん、府あるいは各市社会福祉協議会の方達、医療従事者の方達、各地域の民生委員や福祉委員の方達、そして心ある地域住民の方達といった驚くほどたくさんの人々の「想い」に支えられているんやなということ。
言葉にすると陳腐ですね、少し言い方を変えてみます。
介護保険制度は、携わる方達に相当な負担を強いる制度です。常に誰かが、制度のカバーできない部分を「想い」だけで担っています。
当会はそんな制度と介護従事者の隙間を埋める潤滑油のごとき存在たらんと、新年思いも新たに、活動に臨んで参る所存でございます。
どうぞ、本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。