小林優樹君の感想文

2011年6月~2013年3月に当会のインターンシップに参加した小林優樹君の感想文をご紹介します。

 

「1年間のインターンシップを振り返って」 

小林優樹 / 大阪経済法科大学経済学部経済学科4年

 

私は大学4年生で、ゼミではマーケティングを学んでいます。
大学2年生の時に参加したある起業支援団体のイベントで理事長の野崎さんと知り合い、それがきっかけでインターンシップをさせて頂くことになりました。

 

 

NPO法人の立ち上げから関わる

当初は野崎さんが経営されていたコンサルティング会社でマーケティングについて教わったりクライアントさんとのミーティングに参加させて頂いたりしていたのですが、2011年8月から業務の一環で新事業を立ち上げることになり、それ以来「NPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会」の活動に関わらせて頂いています。

 

週に一度、野崎さんが考えておられた新事業の骨格への肉付けを目的に、宿題として与えられた調べごとの報告やブレストをすることから始まって、NPO法人の認証申請、提供するサービスに関するリサーチ、認可、登記、サービス開始、利用者増加に伴うサービスや様々なオペレーションの改変、市民や高齢者の方を対象にしたイベントの開催等々本当にたくさんの経験をさせて頂きました。難波でランチをご馳走になりながらの二人きりだったミーティングも、新しい仲間が一人増え二人増え、今では大勢の仲間が参加するようになりました。あっという間の、そして本当に充実した一年間でした。

 

 

マーケティングにおけるリサーチの重要性

そんな中でも特に印象的なのは、野崎さんが数多くのケアマネージャーの方達への徹底的なリサーチおよび分析に基づいて具体的なサービスを構築していった一連のプロセスと、実際に多くの方達がそのサービスを利用されているというまぎれもない事実です。マーケティングは私の専攻でもあるのですが、リサーチの重要性を目の当たりに体感できたことはとてもエキサイティングな経験になりました。


私も、野崎さんからの無茶ぶりで自宅近所にある地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネージャーにお話を聞きに伺ったのですが、ダメ出しだけではない懇切丁寧な対応に加えて、懇意にしている事業所の紹介まで頂けたことは、正直大きな自信になりました。

 

 

毎週の特酒ミーティングで生まれるアイデア

毎週土曜日に開催されるミーティングも、自分が成長できる大切な機会です。活動に関わるあらゆることを全員で協議するのですが、私のような学生の意見にも真剣に耳を傾けて下さいます。

社会人の方々に自分の意見を披露する機会なんて普通の大学生活ならまずありませんので、緊張もしますが、かけがえのない経験をさせて頂いていると深く感謝している次第です。

ちなみに、このミーティングの正式名称は「特酒ミーティング」、文字通りお酒を交えながらのアットホームな雰囲気で行われています。

野崎さんは、普通の会社ではあり得ないミーティングやと半笑いで言われていますが、私は、難波でのランチミーティングを系譜にするこのゆるさこそが良いアイデアが生まれる温床だと確信しています。

 

 

全体を通して

最後になりますが、私は、このインターンシップで成長する機会をたくさん頂きました。もちろん、私はまだまだ相当な未熟者ではありますが、一年前よりは大きく成長できたと実感しています。「NPO法人 ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会」は、常時インターンシップを受け入れていますので、成長したいという高い意識、強い意志を持つ学生の方は、是非、選択肢のひとつとして検討されてはいかがでしょうか。

 

必ず、来年も「一年前よりは大きく成長できた」と言えるよう、今後とも努めて参ります。いつも、ありがとうございます。

 

[ 工藤笑美さんのインターンシップの感想文も読む ]

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